2013.02.26 迷子の子供
あまりのお天気の良さに誘われて、井の頭公園に散歩に行きました。
土曜日と日曜日の井の頭公園は小さなフリーマーケットがあちこちに出ていたり、パフォーマー達が、パフォーマンスを披露したりしてとても賑やかです。
そんな中、男の子が「おとうさん!」と泣きながら歩いて来るのに出会いました。
周りは大勢の人達が歩いているのに、誰も声をかけようとしません。
私は気になって「どうしたの? お父さんとはぐれちゃったの?」と声をかけました。男の子は「僕が○○仮面を見ていたら、行くぞと言って行っちゃったの。」
「僕ね、あちこち歩き回るとお父さん達と行き違いになってしまうかもしれないから、お父さんとはぐれた場所で待とうよ。どこではぐれたの?」
「あっち。」
「じゃあそこまで戻ろうよ。きっとお父さんも僕の事さがしているわよ。おばちゃんもそこまで一緒に行ってあげるから。ところで何歳かなぁ。」
「七歳。」
「お父さんの携帯の番号を知っている? 知っていたら電話かけてあげるんだけれど。」
「知らない。」
「じゃあお家の電話番号は?」
「知らない。」
「じゃあお家の住所は?」
「知らない。」
「あら、それじゃぁ連絡が取れないわね。もしお父さんと逢えなかったら管理事務所へ行って呼び出ししてもらうから、心配しないで大丈夫よ。」
なんていうようなことを話しながらパフォーマンスをしている広場の方に歩いていると、ちょうど管理事務所のパトロールの男性が自転車でやってきたのでその方に「迷子のようですのでよろしくお願いします。」と頼んで別れました。
私にも六歳の孫がいるので他人事ではありません。
日頃から住所は言えるように教えてありましたが、父親の携帯の番号までは教えてありません。
我が子の時はかわいいプローチの裏に住所、氏名、連絡先を書いた物を胸に付けさせていましたが、孫には何もしていないのです。
母親が全くそういう心配をしていないので、私が言っても反応が無いのです。
しかし、今日の体験は、やはり子供にはなにか連絡先が分かる物を持たせるべきだと思いました。
ちなみにしばらくしてマイクで呼び出しがかかり、途中で放送が中止になったので、きっとあの男の子が家族と会えたんだなぁとほっとしました。
杉並区久我山 松本整体 久保田昇子
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