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2010.08.03  ある患者さんとの会話

昨日四月からおいでになっている患者さんが、施術が終わってお金を支払われる時に「先生、この辺に変な痛みが有るんですが。」と言って、右のお尻の下のところを示されました。

私は施術時間は終わっていましたが、今施術している患者さんに「すみませんが2~3分いただけますか?」とお許しを頂いて、すぐにまたベットに戻っていただき、気になる所を施術しました。

ちょっとしてあげただけですが、ありがたいことにすぐに痛みが取れてお帰りになりました。

一部始終を聞いていた患者さんが「先生はいつもあんな風に言われた時、診てあげているんですか?」と聞かれたので、「その痛みがすぐにとれそうもないようなものなら次の治療で特に注意するようにしていますが、すぐ改善できそうなものは、その場ですぐにしてあげます。」とお答えしました。

すると「本当ですか? 私今まで何件も色々なところで治療していますが、今までそんな事をしてくれたところはないですよ。全部『じゃあ次回に治療しましょう。』とか『しばらく様子を見て下さい。』と言われて、そのままですよ。」っておっしゃいました。

長年施術をしてくると、患者さんの訴えがちょっとしてあげるだけで楽になるものか、時間をかけないと無理なのかがだいたいわかります。他の患者さんに御迷惑をおかけしない範囲でしたら、すぐしてあげる方が患者さんは安心なさいます。特別な事をしているわけではありません。

こんな時いつも思うのは、父から譲り受けた理論のおかげで、どこをどうしてあげたらいいのかがわかり、結果的に患者さんのためになっているのだということです。ありがたいなぁと思います。

杉並区久我山 松本整体 久保田昇子

 

 

投稿者 matsumoto | PermaLink | コメント(0) | トラックバック(0)