2010.01.24 日曜日の井の頭公園
今日、日曜日の井の頭公園に行ってみました。
こんな季節に人なんかあまりいないだろうと思ってカメラを持って出かけたのですが、私の想像は見事にハズレ。
まだ寒いのに、こんなに大勢の人が、公園で気ままに、思い思いの過ごし方をしているのかとびっくりしました。
恋人同士はもちろん。小さな子供を連れてきている若い夫婦。お友達とベンチに座って楽しそうに話しているおばあちゃん。犬の散歩をしている人も多かったです。
フリーマーケットもしていて、20代の女性から、多分60代後半と思われる男性まで、色々な年齢層の人達が自分の作品と思われるものを畳半畳分くらいのスペースに並べて売っていました。
足こぎの白鳥は、交通整理が必要なのではないかと思われるくらい、池に浮かんでいました。
その中で私が一番心に残った人がいます。70代位の男性が一人。池に向かって座り一心不乱にハモニカを吹いているのです。ハモニカの音は周りの雑踏にかき消されてほとんど聞こえてこないのですが、近づいて耳を澄ますと「埴生の宿」でした。池を一回りして、再びここに戻ってきた時、この男性はまだ同じ姿勢のまま、相変わらず小さな音でハモニカを吹いていました。
誰もこのおじいさんに気付く事もなく、足を止める人もいません。
公園の中には色々なパフォーマーがいて、みんな人に見せるため、聞いてもらうためにパフォーマンスをしているのに、この男性は、自分のためだけにハモニカを吹いているのです。誰に聞かせるわけでもなく、吹きたいものを吹きたいだけ吹いたらきっと家に帰るんでしょうね。
こんな日曜日の過ごし方。すごく素敵だなぁと思いました。
杉並区 松本整体
投稿者 matsumoto (16:45) | PermaLink
TrackbackURL :