2009.10.14 本能が見えた瞬間
以前あるテレビで男と女の能力の違いのような内容の事を放映していました。
原始の昔男は狩りをして家族を養っていた。一度狩りに出ると獲物を追って森の中に入るため、方向が分からなくなってしまうと家に帰れなくなる。だから常に自分の位置を確かめる能力が身に付いた。
逆に女は、あの森のあの辺においしそうな実がなっていたから、とか、あの木の根元にある芋を掘りに行こうというように、周りの状況から情報を得て自分の位置を決める能力が養われていったというような内容でした。
現代人はそういう本能でも動きますが、例えはお友達のマンションなどに行く時は、そういう能力より、数字的な何丁目何番地の何号室という資料を基に行動してしまいます。だから周りにどんな建物があったとかいうことを見失いがちです。それが孫でとても面白い事を体験しました。
一か月に一回か二カ月に一回位、娘の仕事の都合で、孫を預かることがあります。
私の住んでいる所はマンションなので、どこの家も、外から見たらみんな同じです。
でも、孫を連れてくる時は、わざと孫を先に歩かせて、「おばあちゃんのお家はどこかなぁ。」と言いながら歩きます。
最初はドアを見ながら「ここ?」と聞いていました。
ところが二か月前に連れてきた時、「おばあちゃんのお家どこかなぁ。」といつものように後ろを歩いていくと、ある所でピタリと止まって廊下の外を見てから「ここ。」と間違える事なく、私の家のドアを指差したのです。
「えっ。彼女は外の景色と私の家との位置関係を覚えていたのかなぁ。」と不思議に思いました。
その前に来たのは四か月前です。
それで先日連れてきた時はいつものように「おばあちゃんのお家どこかなぁ」と言いながら孫の様子を注意深く見ていました。
そうすると、やはり私の家のドアの傍にくると、廊下の外の景色を確認して、「ここ。」と指さすのです。当たりです。
数字の分からないこんな小さい子が、周りの景色で、自分の行くべきところを判断した事に、とても驚き感動しました。
私たち大人が忘れている本能が、この小さな孫にちゃんと備わっている事の不思議さ。
何万年も前に備わった能力がまだ残っているんですよね。
いまだに続いている本能を見た瞬間でした。
すごいと思いました。
杉並区久我山 松本整体
2009.10.07 勝手な自分
今日少し時間があったので、お昼にデパートにランチを食べに行きました。
昼食が終わってエスカレーターで降りてくると、子供服売り場に2~3才と思われる男の子がエスカレーターのそばに立っていました。
「うちの孫と同じくらいの年かしら。かわいいなぁ。」と思いながら、その子にぶつからないようによけようとすると、突然その子が、持っていた傘を振り回したので私にあたってしまいました。
知らないでしてしまったことだから仕方ないないなぁ。と思って親の顔を見ると、傘を振り回している子供を注意もしないし、当ててしまってごめんなさいでもなく、黙って子供のしている事を見ているのです。
そのとたん、私の心は豹変し「クソ親とクソガキ」(下品だとは分かっているんですよ。)と叫んでいました。
子供は憎くないのですが、親がこんなだと可愛くなくなってしまう心の狭さ。
我ながら情けないと思いました。
それにしても、孫ができたとたん、赤ん坊や小さい子を見ると、自然に顔がほころびるのはなんなんでしょうね。