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2009.05.16  人生いろいろ

 患者さんの中には、いろいろな事を抱えて来院される方がいっぱいいます。
子供の事、ご主人の事、ご自分自身の事、家族の事等本当にいろいろです。
その中で最近特に思うことは、「うつ病」で悩んでいる人がどんどん増えているということです。
どうしてこんなに心を病んでいる人が多くなってしまったのでしょうか。
忙しすぎるのが原因でしょうか。
人とのコミュニケーションがしずらくなっているのが原因でしょうか。
心の病というのは、何ヶ月で良くなるという見通しがたたなく、いつまで続くのかわからない分、周りの人だけでなく、当の本人が一番辛いものです。本人が一番「何とかしなくては、なんとかなりたい。」と強く願っているのですが、暗い底なし沼で、出口も見つからず、何とか這い上がろうと頑張るのですが、もう少しで這いあがれそうな時、ふとした何気ない周りの人の一言で、ズルズルとまた底なし沼に落ちてしまう。こういうことの繰り返しに、心が疲れ切ってしまって、生きる力を失くしてしまう人もいます。悲しいですね。
元気な時だったら笑って済ませるし、「何言ってるの」とやり返せるのが、鬱の時はそんな力は全く出なくて、ちょっとした言葉が体当たりされたような打撃になって襲ってくるのです。
世間でよく、「頑張れ」と言ってはいけないとか言いますが、はっきりいってそんなことより、何も言わず「あなたは私達になくてはならない人なの。どんな時でも味方だから。」という姿勢でじっと待っていてくれる方がはるかに嬉しいものです。
周りに「うつ病」の人がいる方。どうぞ励ますのではなく、「私は皆に必要とされている。」という自信が少しずつ持てるよう見守ってあげて欲しいです。

杉並区久我山 松本整体

投稿者 matsumoto (12:51) | PermaLink
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