2009.02.22 間違っていなかった
腰痛で長い事通ってきてくださる患者さんがいます。日曜日しかおいでになれないため、月に2回の割合で施術しています。
その方の体は全身がガチガチで、特に大腿部と腰周辺は板を巻きつけたような硬さでした。大工さんで重いものを持ったり、中腰になったりするため、なかなかやわらかくなってくれませんでした。
しかし、「継続は力なり」とは良く言ったもので、だんだん柔軟性が出てきて、ウエストが固くて全く手が入らなかったのに、最近はかなり奥まで指が入るようになり、もう少しで来なくても良くなるかなぁと思いながら毎回施術をしていました。
ところが、最近の寒さで、朝起きる時、いつもより痛みがあったので、お医者さんに行ってレントゲンを撮ってもらったら、「昔とった写真より背骨がかなりいい状態になってきている。」と言われたそうです。
私たち柔道整復師はレントゲンを使えません。ですから、指の感覚で背骨の曲がりを調べ、指の感覚で筋肉の状態を感じます。
ですから、よくなったかどうかは、実際にレントゲン写真のように目で見ることが出来ないのです。わたしが良くなったと判断するときは、症状が無くなり、背骨を曲げてしまう原因がかなりとれたと確認できた時施術を完了します。
この患者さんの場合、なかなか背骨を取り巻く環境が良くならず、手間取りましたが、それでも、確実に、自分の指で、改善されていることが確認されていました。
そして、それが実際にレントゲン写真という形で実証されたことがとても嬉しくて、今日は1日幸せでした。
杉並区久我山 松本整体
投稿者 matsumoto (18:04) | PermaLink
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