2008.10.22 幼くても侮れない
昨日ラジオを聴いていたら、「運動会は楽しかったですか? それともいやでしたか?」という問いかけをしていました。いろいろな人がお便りをしていました。総じて運動が不得意の人は運動会は嫌いのようでした。
ちょうどいらしていた患者さんに「運動会は好きでしたか?」と聞いてみました。そしたら即「大嫌い。あんなものなければいいとどれだけ思ったか分からない。」と言われました。「どうしてですか?」とお聞きしたところ、「私は運動がほとんどできない人で、なにしてもだめだったもの。」との事。ところが、そのあとの言葉が心に残りました。
「私は、運動神経が全くなくて、なにをしても普通にできなかったから、小さいながらも、これはいじめられると思った。だから毎日、毎日、一生懸命どうしたらいじめられずにすむか考えていた。」とおっしゃるのです。
私は思わず「いじめられない方法を見つけられましたか?」とお聞きすると、「あのね。誰がボスかを見極めて、その子に媚びていつもそばにいるようにしたの。そしたら絶対いじめられなかった。」
すごい! 小学生の小さな女の子が、すでに、人生をいかにうまく乗り切るかということを真剣に考え、実行していたのです。なんと逞しいことでしょう。こういう子はいつも自分に最善は何かを考えて、頑張るんですね。
ちなみに私は運動会は好きでした。運動会の前の日、全校生徒がグランドの石拾いをして、きれいになったグランドに石灰でまっ白いラインが引かれると、わくわくしてきました。運動会の当日、自分の椅子を教室から運び出し、定番の「天国と地獄」なんかが聞こえてくると体中が引き締まる思いがしたものです。あの緊張感が好きで・・・。
適度の運動神経を与えてくれた両親に感謝です。
杉並区久我山 松本整体
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