トップ院長日記>2008年07月

2008.07.31  電車内ウォッチング

 今日はお休みだったので、渋谷まで買い物に出かけました。
 電車の中でまた面白い景色に出会いました。
 私の前に迷彩服を着た30代後半位の男性がマンガを見ながら座っていました。彼が、実にすごいアンテナを持っていて、彼の前を若い女性が通るとマンガから目を離して、若い女性の方に目線を送ります。男性やおばあさんには決して反応しないのです。どうしてマンガを見ながら若い女性
が通る時だけ解るのでしょうねぇ。すごいアンテナだなぁと思いました。
 彼のふたつ隣に二十歳前後の男性が座っていました。彼はまるでコミックに出てくる男の子みたいな髪型で、後ろの髪の毛は毛先が全部上の方に向けてそびえていて、前の毛は上に逆立っています。その髪型がすごい気になるらしく、乗っている間中ずーと、毛先が今の状態を保っているよう手櫛でなでていました。
 その彼の隣りが高校生くらいの男の子。片手にゲーム、片手に缶コーヒーを持って電車に乗ってきました。座席が1つ空いていたので、空いている座席めがけてさっと乗り込んできました。そして座ると、缶コーヒーを歯で噛んで口から落ちないようにしながら、両手でゲームを始めました。お見事。
 お陰で各駅停車の電車も退屈せずにすみました。

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2008.07.29  原因の解らない病気がたくさんある

 大抵の患者さんが「原因は何ですか?」とお聞きになります。当たり前の事です。どうしてこうなったのか知りたいと思うのは、普通の事です。でも、あちこちの病院で検査してもらっても、それこそ日本のトップの病院で検査しても、原因が分からない事がいっぱいあります。
 この時とても困るのは、ひどい症状が出ていて、本当に困って大変な思いをして病院へ行っているのに、「どこも悪くありません。」と言われてしまう事です。

 どこも悪くないなんてことありえないではありませんか。誰も趣味で病院へ行く人なんていません。
 辛い思いをして、その辛さから何とか解放される方法はないかと、藁にもすがる思いで、出かけていくのです。
 でも、検査で数字的に異常が出なかったり、映像的な異常が見つからなければ、目の前でどんなに大変な事になっていても「何ともありません。」で済ましてしまう心が悲しいですね。
 本当は何ともないわけがないのです。現代の医学の力では判らないだけです。
 中には「気のせいじゃないの?」などと平気で行ってしまう有名病院の先生がいて、とっても傷つけられて病院から帰ってくる方もいらっしゃいます。「
あんた何しに来たの?」と言われたという患者さんもいらっしゃいました。

先日来院された患者さんは突然頭が後ろに曲がったまま、つまり上を向いたままの状態になってしまい、病院で検査しても何も出ず、「異常ありません。」と言われたそうです。顔が上を向いたままの状態なんて異常です。
 でも、こういう患者さんが現実に私のところにいらっしゃいます。正直言って「どうしよう。」と思います。どこへいっても「異常ありません。」「原因がわかりません。」と言われてあちこちいっているうちに、なんとなく私のところにおいでになるんです。人に勧められたり、ホームページをみてくださったりして。
 私にしたら「私だって困るよ~」と思う事もあるります。しかし結局「ここが最後の頼みの綱だったら、できるだけの事をしてあげよう。」と決心して、施術を試みます。
 そんな時はひたすら、「どうぞ、少しでも楽になりますように。」と祈りながら施術します。
 今の時期ですと、冷房をしていても汗びっしょりになります。修行が足りないのか、緊張して神経を集中させると、汗がドーと出てきてしまうのです。患者さんに解らないように汗をふきふきの施術です。
 そして、少しでも症状が楽になっていただけた時、ほっとします。何故なら、この施術で少し効果があるということは、続けて施術してあげれば、改善できる可能性があるという事だからです。こんな時本当に幸せを感じます。

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2008.07.22  大暑

今日は二十四節季のうちの大暑だそうです。一年で一番暑い時期という意味で、連日あちこちで32度とか33度とか言われています。
先日最近お気に入りの「日本の歳時記」を読んでいたら 「じょくしょ」という言葉が出ていました。漢字で「溽暑」と書き、
意味は「ベタベタした暑さ」とのこと。こんな言葉があったのかと驚くと同時に、東京の暑さは「暑い」とか「蒸し暑い」とか言う言葉ではどことなくピンとこないけれどこの「溽暑」という言葉を使うとぴったりくるのです。日本語ってすごいなぁと思いました。

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2008.07.19  やっと梅雨明け

 毎日蒸し暑い日が続いています。梅雨と言われてはいますが、東京あたりは今年はあまり梅雨らしくなかったような気がします。雨が降ってもいっ時少し降るとやんでしまい、その後の暑さがたまりません。
 2~3日晴れた後ザーと雨又は雷雨みたいのが来た後晴れると、気象庁も「梅雨明けでーす。」とはっきり宣言できるらしいのですが、なかなかザーがないので梅雨明け宣言のきっかけがつかめず、やっと今日「もう、いい加減梅雨明け宣言しないとねぇ。」みたいな感じで気象庁も決断して「本日梅雨が明けました。」ということになったようです。
 本当は梅雨が明けようが明けまいが明日は来るし、天気も人間が勝手に変えることができないから、雨でも晴れでも嵐でも甘んじて受けるしか仕方がないわけで、昔はいちいち「梅雨明け宣言」なんてしていなかったはずです。いつから「宣言」なんてするようになったんでしょうね。
 宣言なんて出すから区切りを決めなければならないわけで、私は公に気象庁が宣言なんて出す必要無いような気がします。1人1人が「ああ、もう、梅雨はあけたのかもしれないなぁ。」位に思っていても、全く普段の生活に支障がないんですもの。宣言されないと困る人達っているんでしょうか。
 なんて今年はやけに「梅雨明け宣言」にこだわってしまいました。

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2008.07.09  今日の患者さん

 今日はまた眼に汗をかきまして、思わずあふれ出してしまいました。
 四年位前からおいでになっている患者さんで、両足のくるぶし周辺がボコッと膨らんでしまい、足首の内側と外側が硬く膨らみ足が痛くて歩くのは勿論立っていても痛いという症状でおいでになった方です。
何軒もの大学病院で診ていただいても原因が分からず、最終的には手術してみましょうという事になったのだそうです。お医者様にしたら、手術して見たら何とかなるかもしれないとお思いかもしれませんが、患者さんにしてみればそんな不安な事はありません。手術して治るという保証はないのです。それで悩んでいた時、私のお友達に会い、「松本整体に行ってみたら」と言われておいでになった方です。
 わたしも足を見たとき初体験の症例でしたので、どこまで改善してあげられるのか解りませんでした。でも頼っておいでになったのですから頑張るしかないと思い、施術を始めました。
 その時患者さんに「何かスポーツをしていましたか?」とお聞きしたら「テニスをしていたけれど、もう痛くてできなくなりました。」とおっしゃいました。私はその時、目標をテニスができるようにしてあげようと決めました。
 この患者さんの足関節はすでに硬く固まってびくとも動きませんでした。
 それからは週一回のペースで治療を始め昨年にはお孫さんを追いかけて小走りができるまでになりました。
 ところがその患者さんが家庭の事情で一か月治療ができなくなりまし た。
 一ヶ月後に来院されたとき、「足が痛くてお台所の事をすることが辛く、買い物も足が痛いので、できるだけ行かないようにまとめて買ったりして我慢した。」とおっしゃいました。
 おとなしい方で、あまり「痛い」とも言わず、じぃっと耐えていらっしゃったんでしょう。
 幸い、もう何年も治療していますので、昔の足とはかなり変わってきていますから、一度の治療で痛みは消えました。
 施術が終わって立ち上がって歩いた時、患者さんが私の顔を見て目を潤ませ「痛くありません。うれしい。ありがとうございました。」とおっしゃったとき、私まで涙が出ていました。
 こんな瞬間が一番幸せを感じます。
この仕事をしていて良かったと心から思える一瞬です。

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2008.07.08  嘘でしょ!

 昨日は昼はとても蒸し暑かったのに、夕方から涼しくなり、帰る頃にはとても気持ちいい夜になっていました。
 涼しい風を楽しみながら歩いていると、「ジー、ジー」という声が聞こえてきました。「あれっ?虫の声?今頃?」と耳を澄ますと、コオロギの音も聞こえてきました。
 ちょっと耳を疑いました。でも、どうしてもそれらしい音なのです。
 一か月早い感じですが、暑い日中から急に涼しくなり、虫達もまちがって鳴いてしまったのかなぁなどと思いながら家に帰りました。
 ところが家に着いて車から降りると、また虫の音が聞こえてくるのです。久我山だけなら聞き間違いという感じですが、三鷹でも聞こえてくるのに二度びっくりです。聞き間違いではなかったんだと解りました。
 こんな季節に虫の音なんて聞いたことがありません。なにか狂ってしまったんですね。
 昨夜はその他にも蛙の声も聞こえた不思議な夜でした。

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2008.07.03  知りませんでした

 清月堂の和菓子に私のお気に入りのお菓子の一つで「おとし文」というのがあります。
 私はこの「おとし文」の意味を
「秘かに書かれた手紙(恋文)を誰にも見られないように、目当ての人に拾われるようにわざと道端に落としておく手紙の事」だと思っていました。
 ところが今日、「日本の歳時記」という週刊発行の本を見ていると、オトシブミ科の昆虫の総称でもあることが書かれていました。そして、夏の季語なのです。それによると

「オトシブミ科の昆虫は産卵の時に櫟や楢や白樺などの広葉樹の葉っぱを巻き、巻物の書状に似た巣を作る。その内側に卵を産み付け種類によってはそれを地上に落とす。葉を広げてみると中に卵が1つ産み付けられていて、卵からかえった幼虫はその葉を餌にして育つ。」

らしいのです。「落し文」という意味もわたしは少し偏った解釈をしていたようで、本来は「江戸時代にひそかに書かれた手紙を、だれにも見つからないように路上に落とし、他人に渡した事」という意味で、特別恋文でなくても良かったようです。
 しかし、この昆虫が落とした「落し文」の事を「ホトトギスの落し文」とか「鶯の落し文」とか呼ぶようで、やはりなんとも言えないロマンチックなものがありますね。
 一度このオトシブミ科の昆虫が落とした「おとし文」を見てみたいです。
でも、落ちていてもそれと気がつかないかもしれません。
 恋文も本命に気付かれなかったら悲しいですよねぇ。

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2008.07.02  今日が折り返し

今日は一年のちょうど折り返しの日。
今日の正午がちょうど半分になるのだそうです。もう半分終わってしまいました。早いですねぇ。
ところがふと振り返るとこの半年何があったかなぁと思っても、今年の事か去年の事かあやふやな事が結構あって、一瞬には判断できないのです。
前後がどうだったとか、洋服がどうだったとか、そんな事に思いめぐらしながら、あぁ、今年の事だったんだとわかったりします。
毎日があっという間に過ぎ去り、出来事をしっかり心に留めていない証拠ですね。まだ半年しか経っていないのに。これって年ってこと???
はい。その通りです。ちゃんと自覚していますよ~。

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