2008.04.22 思わず「ウフッ」
昨日、今日にかけて思わず「うふっ」って感じの事がありました。
昨日の帰り、近くの八百屋さんの前を通りかかるとラジオがかかっていました。どうやらお便りを読んでいるらしく、「私は虫が大嫌いなのですが、息子は虫が大好きです。どうしたらいいでしようか。」という声が聞こえてきました。わたしは心の中で「解る。解る。」と思いながら思わず「ニヤッ」としたら、突然大きな声で「ガハッ」と笑う声が聞こえ、八百屋のおじさんが笑っていました。私と同じツボに入ったんだなと思いそのおじさんの笑い声に「うふっ」となりました。
そして今朝、治療室へ来る途中の道でお家が解体されていました。クレーンでブロックを持ち上げて車に乗せている作業の横を恐る恐る歩いていると、作業をしていた若者がさわやかに、「おはようございます。すみませ~ん。」と挨拶してくれました。私も思わず「おはようございます。」と軽く会釈しましたが、心は「うふっ」でした。なんだか朝から嬉しいなと思いました。
ところで今解体しているこのお家は、不思議な事に、ずーと「内科医院」という10センチ×30センチ位の小さなネオンが塀の上に付いていました。久我山に治療院を出した頃、ちょっと体調が悪いので、近くてちょうどいいと思って、このお家に行ったのですが、鍵がかかっていて、チャイムを鳴らしても誰も出てきてくれませんでした。それで「もしかしたら、ここはやっていないのかな。」と思い、それからは注意して通るようになったのですが、どうもお医者さんをしている様子はありませんでした。
あれから23年間、ずーとあの看板はついたまま今日に至り、ようやく家の解体とともに取り去られてしまいました。それにしても、あのお家はどうしてあんなに長い間あの看板をつけたままにしてあったのでしょう。とても不思議でしたし。私みたいに間違えて治療をしてもらおうと訪れた人もいたのではないでしょうか。そんな事をいろいろ考えながら仕事につきました。
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