2008.03.15 共通の心理
今日は朝から花粉が飛び散っているらしいです。花粉症初心者の私にはその辺のところがいまいちよく分らないのですが、テレビやラジオで花粉情報を知らせてくれるので、きっと何もしないで外出したら大変だろうと、マスクをしてメガネをかけて家を出ました。
今年はもう花粉症だと認めざるを得ない状態になってしまったので。しぶしぶカミングアウトしましたが、今まで花粉症っぽくても、なんとなく「私花粉症です。」と言ってしまったら、本当に花粉症になってしまいそうで、意地でも認めたくないという気持ちがありました。もし、花粉症になったら、これから毎年辛い思いをすると思っただけで、仲間入りしたくないという気持ちが強く、間違いであって欲しいとう淡い願いと、無駄な抵抗で、自分自身にも他人にも「まだ大丈夫。」と言い聞かせたかったんだと思います。
そしたら、今日のラジオで、久米宏さんが、鼻水が出ていて、ティッシュの箱を抱えているのに、「これは花粉症ではありません。黄砂の影響です。」と言い張っているのを聞いて、今まで花粉症になっていないけれど、なんとなくそんな症状が出始めた人の共通の心理なんだなぁと思いました。
そんな話を患者さんにすると、「うちの主人も私が『絶対それは花粉症だよ。』って言っても、『そうじゃない。』って言い張る。」と言っていて、やっばりみんな同じなんだとおかしくなりました。不思議な事にみんなこんな気持ちを抱いているんですね。
あちこちに花の咲き乱れる美しい季節に、体もだるく、外に出る恐怖を味わいながら過ごすのかと思うと憂鬱です。一番ショックなのは、お布団を外に干せない事です。せっかく日差しが暖かくなってお陽様の光をいっぱいに当てられるようになったのに、それは絶対してはいけないことと知ってがっかりです。
今年は、私にとって大好きな春が、憂鬱な春に変わった年です。
松本整体 久保田昇子
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