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2008.03.12  一番疲れる患者さん

うちの施術は、患者さんの体を他動的に動かす動作が多いため、女性にしては力と体を使っているように見えるらしく、「先生、疲れるでしょ?」とよく言われます。でも患者さんが思って下さっている程、力も体力もいらないのです。実際は、そういうことよりもっと疲れる時があります。

それは、患者さんとの信頼関係が築けないときです。

 いい施術をするには、お互いの信頼関係がとても大切になります。

これは当たり前のことですが、せっかく時間を割いて松本整体に来て下さるのですから、少しでも良くしてあげたいし、少しでも効果を出してあげたいのです。それにはお互いが信頼しあう事が大切なんです。ですから、わかりやすい説明を心がけますし、施術もできるだけ心地の良い物にしようと努力するのですが、箸にも棒にもかからない感じの対応をなさる方がいらっしゃいます。そういう方には、施術中にもできるだけ声をかけて、対話をするように心がけるのですが、どこかに隙間がある感じがする時があります。そういう患者さんを施術したあとは、精神的にも、肉体的にもとても疲れます。予約がいっぱいで、時間外で仕事した時より疲れるのです。不思議です。

もし皆さんがいい治療を受けたいと思ったら、先ず、相手と信頼関係を結ぶよう努力した方が得かもしれません。この治療が自分には合いそうもないと判断することと、相手と信頼関係を結ぶことは違います。私もこんなこと書いても、実際に自分が病院に行った時に、お医者さんとそんなに簡単に信頼関係を結ぶことはできません。そのうえ、最近のお医者さんは、コンピューターに向かいながらの会話が多いです。そういうお医者さんと信頼関係を結ぶのは無理ですが、患者さんの目を見てきちんと話を聞いて下さるお医者さんには、できるだけ心を開いてお話をした方がいいと思います。その方が、ご自分に良い結果を得られるような気がします。施術する立場から見ると信頼して下さっている方のほうが、疑ってかかっている方より、ずっと施術がしやすいからです。相性もありますので、ちょっと難しいことかもしれませんけれどね。

松本整体 久保田昇子

投稿者 matsumoto (18:40) | PermaLink
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