2008.03.29 第二の人生
私の友達が次々にリタイヤして第二の人生を歩みだしました。今までそれぞれが自分の道を一生懸命歩いてきて、さて、これからどうしようかという時期に、いろいろな人がいてとても面白いです。
1人は、月~金でフルタイム働くそうです。週3日の仕事と週5日の仕事が見つかったとき、奥さんに相談したら「5日行ってちょうだい。」と言われたそうです。友達には悪いが、奥さんはご主人に毎日家にいられたら、おそらく憂鬱になるに違いないと思いました。「毎日、朝、昼、晩三食作って、どこかに出かけたくても、ご主人が家にいたら何となく気兼ねで今まで好きな時間に自由にでかけていたのに、出にくくなってしまう。」なんて想像して「元気なうちは働いて欲しい。」と思う気持ちはよく解ります。
別の友人は、「僕は今まで38年間一生懸命働いてきた。後、長生きしてもせいぜい20年と少し。たったこれしかない時間を自分のために使いたい。」と言って、仕事はすっぱりやめ、自分の趣味の墨絵に没頭する様子です。時々は友達と会ったりして外からの刺激を受けて欲しい。そうしないとボケますよ。
そう言えば、やはり私の友達で、50代でリタイヤして、晴耕雨読の生活に入った人がいます。経済的に恵まれている方で、信州に別荘があり、そこと東京を行ったり来たり、自由気ままな生活を送られていました。はたからみたら、それはとてもうらやましい生活だったのですが、近年ご夫婦で認知症になられた様子。まだ60代ですのに。これからのこと考えると、お気の毒で仕方がありません。
別の友達は、やはり会社員時代に趣味でしていた「真向法」を習得し、人様を教えられるまでになり、近くの大学で働きながら、「真向法」を教えていくと目を輝かせていました。
自分で会社を経営している友人は、「生涯現役だ。」と張り切っています。
みんなそれぞれ、その人らしい第二の人生の選択だなぁとおもいます。
人間生まれた瞬間から、死に向かって歩き始めているんですよね。最初と最後は同じだけれど、真中が誰一人として同じではないというのが面白いですね。
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2008.03.28 梅の里に行ってきました。
桜が満開の東京を後に、群馬県の秋間梅林に写真を撮りに行きました。途中高速道路の両脇に黄色いレンギョウが、桜に負けず咲き誇っていました。春のイメージの色はピンクだそうですが、私は黄色だと思います。春いちばんに咲く福寿草を始め、水仙、菜の花、黄梅、レンギョウ、山吹等先ず黄色が咲いて、そのあと桜や桃のピンクが来るのですが、なにしろ桜は華やかな雰囲気があり、あの香りには、人の心を幸せにさせる作用があるとの事。だからみんな桜の花を求めて、浮き浮きと出かけるのかもしれないですね。そんな魔力のある桜に、ほかの花たちは頭を垂れて、「あなたが一番春らしい花です。」と言って、道を譲るしかないような気がします。だから春の色に桜のピンクを思い浮かべるのだと思います。ちょっと屁理屈を言うと、ソメイヨシノはピンクより白に近い感じがしますけれど。多分、あのかすかなピンクも魅力の一つなのかもしれませんね。
なんてことをいろいろ思いながら車で2時間。梅の里に着きました。残念ながら、ちょっと遅めで、散り始めているのが何本もありましたが、よく手入れの行き届いた梅畑であちこちに白やピンク、紅の花が咲き誇り、どうやったらこの梅の様子を写真に収められるのだろうと悩みました。「悩んで撮っても、多分出来上がった写真は、全く自分の思いと違うものができてくるんだろうな。自分が受け取った思いをそのまま写真にできたらどんなに素敵だろう。どんなものでも写真で感動を表現できるようになるれたらいいなぁ、とりあえず今、この目の前にある梅がうまく取れる方法はないのかなぁ。」などと、自問自答しながら、1日梅の花の中で遊んできました。
帰りに少し時間があったので、近くのフラワーパークに寄って、いろいろなお花を撮ってきました。一番感動したのが、ミツマタの花がちょうど見ごろで、黄色っぽい白の小さな提灯を枝じゅうにつけたような様子が、とてもかわいらしかったです。あそこには、黄色っぽいのと赤っぽいのと二種類咲いていました。私はミツマタが満開で咲いているのを見たことがなかったので、(いつも咲き終わった後に出会っていました。)このタイミングの良さに感動でした。
東京に帰ってきたら、あちこちの桜が「今日が見頃よ。」というように咲き乱れていました。東京に帰ってきて初めて気がついたのですが、東京は桜の花がすごく多いような気がします。あちこちで桜の花を見ることが出来ますもの。
2008.03.25 あっという間に桜が咲きました
3月21日にラジオで「靖国にある、標準木の桜が1~2りん咲きました。」と言っていたので、開花宣言ももうすぐだなとは思っていたのですが、22日のぼかぼか陽気で、一気に開花宣言され、今日の温かさに早い木は8分咲きになっているようです。この週末はどこの桜の名所も花見客がどっと繰り出すことでしょうね。桜の木なんて日本中あちこちにあるのだから、わざわざ人ごみの中へ桜を見に行く必要もなさそうですが、なぜか人ごみの中へわざわざ出かけて行きたくなるんですよね。何年か前に、田舎から出てきた甥を案内して、井の頭公園にお花見に行ったことがあります。ところが人が多すぎて、甥を見失わないようにするのが精いっぱいで、桜の花なんかどうだったのか全く覚えていなかったことがあります。まるで真夏の湘南海岸状態で、歩くところがほとんどない位、宴会をしている人で埋まり、これじゃあ一度トイレに行ったら元に戻ってこられないんじゃないかと心配になるくらいでした。2度とここにはお花見に来たくないと思いました。
そんな話を患者さんとしていたら、患者さんが「小金井公園はあちこちでカラオケしていてすごくうるさい。」とおっしゃっていました。あんな大勢集まる所で得意げにへたくそな歌をみんなに無理やり聞かせようとしている人達のずうずうしさにあきれます。「あなたの歌なんか聞きたくない。」と言いたくても、そうもいかず、無遠慮に耳に飛び込んでくる雑音を我慢しながらお花見する人の気持ちを考えてほしいですよね。
私は今年も神田川沿いの桜を楽しもうと思います。すごくきれいなのにあまり人が繰り出さないので、ゆっくり写真を撮りながら桜をたのしめます。
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2008.03.22 いつの間にか!!
冬は、久我山に借りている駐車場のほんの一部分のところから富士山が見えます。マンションで三分の一が隠れていて、後の三分の二は葉がすっかり落ちてしまった欅の枝の間から見えるのです。この場所を見つけた時は、嬉しくて嬉しくて。その日からそこのポイントは私の秘密の場所になりました。あそこから富士山が見えるなんて、あの駐車場を借りている人たちで気が付いている人は絶対いないと思うと、ますます私一人だけが独占できる秘密の場所めいていて、わくわくするのです。冬は空がかすまないので、くっきりときれいに見えます。でも、富士山が見える場所はほんのピンポイントで、ちょっとずれるともう見えなくなってしまいます。
冬は車を駐車場に入れて前の方を見ると、遠くに葉っぱの落ちた欅の枝が目に飛び込みます。空がすっきり晴れた冬の日は、「今日は富士山に会えるぞ。」と心の中でニヤニヤしながらピンポイントに向かい振り返るのです。そうすると富士山は必ず期待どおり、凛とそびえているのです。冬はそれがとても楽しみなのです。
ところがここ2、3日雨と風で、車を止めるとどこも見ることなく傘をさしてうつむいて歩き始めていました。今朝もいつものように車を止めよく晴れた空を眺めて幸せを感じ、前方に目をやって唖然としました。いつも裸になって見える欅の枝が、黄緑色と茶色が混ざった色に見えるのです。ほんのわずかな間に葉っぱが芽吹いてしまったのです。私は「しまった!」と思い、急いでピンポイントに向かい振り返ると、もう富士山は隠れてしまいました。また冬になって欅の葉っぱが落ちてしまうまで、私の秘密の場所の富士山には会えなくなってしまいました。がっかりすると同時に、春がもう来ていることを実感させられました。何日かぼんやりしていた自分に何となく腹立たしくて、あちこち春探しをしながら治療室に向かいました。そしたら白樺の花が咲いていました。花粉症デビューして、ちょっと憂鬱で、マスクしてうつむいている間に、春はさっさと通り過ぎようとしているのですね。
今日桜の開花宣言がありました。
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2008.03.19 初体験しました。
昨夜、上京してきた画家の友達を囲んで、同級生4人で飲みに行きました。久しぶりの再会に楽しいおしゃべりをして、そのノリで近くのパブに行きました。止まり木に座って目の前を見ると、見慣れない物が・・・。ちょうどハクション大魔王が出てくるような首の長い壺みたいなものに赤と黒と白色で飾られた紐のようなものがついていました。「これなんですか?」と聞くと、バングラディシュ出身の若いかっこいいお兄さんが「水たばこ」と教えてくれました。「吸ってみますか?」と上手な日本語で聞かれ、タバコなんか吸えないというと、「水の中を煙が通る間にかなりニコチンは少なくなるし、これはフレーバーを楽しむものだからいい香りがするよ」と言われ、皆でやってみようという事になりました。
壺の長く延びた首のてっぺんにたばこの葉を入れ上からアルミホイルを巻き、ホイルにいくつもぽつぽつ楊枝で穴をあけていました。それから暫らくしてバングラディシュ出身の彼が、壺のまわりについていた赤と黒と白の紐みたいな物を吸い始めました。どうやらそれはホースらしく、先を吸うと煙が出てくるらしいのです。数回吸ってからどうぞと渡してくれました。吸い口は各自がマイ吸い口をもらい、自分が吸うときに吸い口を変えれば何人でも吸えるらしいですし、30分位吸い続けられるそうです。
ところが、普通に吸い込んでも、空気が来るだけで、煙が出てこないのです。彼が言うのには、「口先だけで吸っても駄目ね。体の中から吸い込まないと。」と教えてくれるのですが、こんなことが意外に難しく、煙が壺の水の中を通る「ぼこぼこ」という音がなかなか出ないのです。何回か練習して、ようやく壺の中で「ぼこぼこ」いう音が聞こえるようになって、フレーバーが鼻先に感じられるようになりましたが、近くでたばこを吸う人がいるだけで、咳が出る私には、結構刺激的で思わずむせてしまいました。
水たばこを優雅にくゆらせるのには、ちょっと練習が必要みたいです。
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2008.03.18 こぶしの花が咲きました。
こぶしの花が満開になりました。まるで木に雪の花が咲いたようなきれいな白い花。なんだかワクワクします。
2008.03.16 春ですねぇ
今朝通勤の途中、信号待ちで車を止めた時にふと横を見たら、塀の上からニョキッと伸びた枝に、もう「こぶし」がつぼみをほころばせていました。昨日、今日位の気温があと1日続けば咲きそうな位大きい蕾になっていました。あの白い花は、私にとっては春休みのイメージです。春休みになって、子供たちを田舎に連れて行って、帰ってくるとまるで「お帰りなさい。」といっているようにきれいな白い花を咲かせていてくれるのです。子供が成長して、春休みなんてまったく関係のない生活になった今でも、こぶしの花を見ると「もう春休みなんだなぁ。」となつかしくなります。「♪しらかば~、青空、南風、こぶし咲くあの丘北国の♪」思わず口ずさみながら、車を発進しました。
今日も子供たちが幸せな1日でありますように!
仕事が終わったら、孫の顔でも見に行こうかな。
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2008.03.15 共通の心理
今日は朝から花粉が飛び散っているらしいです。花粉症初心者の私にはその辺のところがいまいちよく分らないのですが、テレビやラジオで花粉情報を知らせてくれるので、きっと何もしないで外出したら大変だろうと、マスクをしてメガネをかけて家を出ました。
今年はもう花粉症だと認めざるを得ない状態になってしまったので。しぶしぶカミングアウトしましたが、今まで花粉症っぽくても、なんとなく「私花粉症です。」と言ってしまったら、本当に花粉症になってしまいそうで、意地でも認めたくないという気持ちがありました。もし、花粉症になったら、これから毎年辛い思いをすると思っただけで、仲間入りしたくないという気持ちが強く、間違いであって欲しいとう淡い願いと、無駄な抵抗で、自分自身にも他人にも「まだ大丈夫。」と言い聞かせたかったんだと思います。
そしたら、今日のラジオで、久米宏さんが、鼻水が出ていて、ティッシュの箱を抱えているのに、「これは花粉症ではありません。黄砂の影響です。」と言い張っているのを聞いて、今まで花粉症になっていないけれど、なんとなくそんな症状が出始めた人の共通の心理なんだなぁと思いました。
そんな話を患者さんにすると、「うちの主人も私が『絶対それは花粉症だよ。』って言っても、『そうじゃない。』って言い張る。」と言っていて、やっばりみんな同じなんだとおかしくなりました。不思議な事にみんなこんな気持ちを抱いているんですね。
あちこちに花の咲き乱れる美しい季節に、体もだるく、外に出る恐怖を味わいながら過ごすのかと思うと憂鬱です。一番ショックなのは、お布団を外に干せない事です。せっかく日差しが暖かくなってお陽様の光をいっぱいに当てられるようになったのに、それは絶対してはいけないことと知ってがっかりです。
今年は、私にとって大好きな春が、憂鬱な春に変わった年です。
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2008.03.14 ときめいていますか?
昨日藤城清治さんの影絵劇を観に行ってきました。藤城さんの影絵は母の思い出に繋がります。まだ字もよく読めないころ、母がとっていた「暮らしの手帳」 という本に、毎回お話が載っていて、その挿絵が藤城清治さんの影絵でした。玉のついた帽子をかぶり、目が顔の半分もある黒い影絵は、子供心にとても不思議な世界で、毎回とても楽しみでした。今も藤城さんの影絵を見ると本を読んでくれた母の声が聞こえるようです。
劇場で長年藤城さんの影絵を操ってきた方が、藤城さんの影絵についてのお話をしてくださいました。その時「皆さん、毎日ときめいていますか?」と話しかけられました。その時「ときめく」という言葉が私の中では死語に近い状態であることに気がつきました。なんだかとても懐かしい響きのような状態になっているのです。「まずいなぁ。最近ときめきなんてあまり感じなくなっているかもしれない。」と気がつきました。若い頃に比べたら確かにドキドキするようなトキメキが減っています。
そんな思いをした同じ日の影絵劇の後、友達の退職祝いをすることになっていたので、待ち合わせのお蕎麦屋さんに行きました。その友達は化粧品会社の研究員をしている人で、時々珍しい色のアイシャドーなんかいただいたりしていました。また、このサイトの化粧品関係の原稿も下さったりした人ですが、還暦を迎えたこと、仕事を辞めた後の人生のことなど、いろいろ話しているうちに、「年を取らない方法知ってる?」と聞かれました。最近めっきりしわが増えてきた私は、身を乗り出して「何?なに?」と聞きました。そしたら「いつもときめいていること。」という返事。同じ日に同じ事を二度いわれてびっくりしました。これはきっとトキメキを忘れかけている私に、「感動する事を忘れないようにしなさい。」と神様が教えて下さっているんだなぁと思いました。
いつまでも若々しくしたかったら、ときめくことだそうです。若々しさはしわの数ではないそうです。
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2008.03.12 一番疲れる患者さん
うちの施術は、患者さんの体を他動的に動かす動作が多いため、女性にしては力と体を使っているように見えるらしく、「先生、疲れるでしょ?」とよく言われます。でも患者さんが思って下さっている程、力も体力もいらないのです。実際は、そういうことよりもっと疲れる時があります。
それは、患者さんとの信頼関係が築けないときです。
いい施術をするには、お互いの信頼関係がとても大切になります。
これは当たり前のことですが、せっかく時間を割いて松本整体に来て下さるのですから、少しでも良くしてあげたいし、少しでも効果を出してあげたいのです。それにはお互いが信頼しあう事が大切なんです。ですから、わかりやすい説明を心がけますし、施術もできるだけ心地の良い物にしようと努力するのですが、箸にも棒にもかからない感じの対応をなさる方がいらっしゃいます。そういう方には、施術中にもできるだけ声をかけて、対話をするように心がけるのですが、どこかに隙間がある感じがする時があります。そういう患者さんを施術したあとは、精神的にも、肉体的にもとても疲れます。予約がいっぱいで、時間外で仕事した時より疲れるのです。不思議です。
もし皆さんがいい治療を受けたいと思ったら、先ず、相手と信頼関係を結ぶよう努力した方が得かもしれません。この治療が自分には合いそうもないと判断することと、相手と信頼関係を結ぶことは違います。私もこんなこと書いても、実際に自分が病院に行った時に、お医者さんとそんなに簡単に信頼関係を結ぶことはできません。そのうえ、最近のお医者さんは、コンピューターに向かいながらの会話が多いです。そういうお医者さんと信頼関係を結ぶのは無理ですが、患者さんの目を見てきちんと話を聞いて下さるお医者さんには、できるだけ心を開いてお話をした方がいいと思います。その方が、ご自分に良い結果を得られるような気がします。施術する立場から見ると信頼して下さっている方のほうが、疑ってかかっている方より、ずっと施術がしやすいからです。相性もありますので、ちょっと難しいことかもしれませんけれどね。
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2008.03.11 花粉症デビューしました
今日は暖かな一日でしたね。なんと四月を飛び越えて五月上旬の気温だったそうです。「そうか、五月の連休の頃ってこのくらいの気温なんだなぁ。」と、へんに納得しながら仕事をしていました。
今日は、朝のうち少し暖房を入れましたが、午後は暖房が無くても少し汗ばむくらいでした。ラジオで、「今日一番花粉が飛んでいるのは、どこだと思いますか?実は今日は東京が一番花粉が多いそうですよ。」と言っていました。花粉症の人は、そんなこと言われなくても、体がいち早く反応するって事を今年知りました。
毎年この時期「もしかしたら、これは花粉症かしら?」と思われるふしがあり、ぎりぎりのところで何とか過ごしてきていたのですが、今年は目がかゆくて、こするので赤くなってしまいました。鼻もマスクをしないとむずむずしてきて、クシャミが出ます。これはまさしく花粉症に違いないと観念しました。ついに花粉症の仲間入りです。これから毎年こんな風に悩まされるのかと思うと悲しくなります。今までひとごとのように「花粉症なの?大変ねぇ。」なんて言ってきたのが、今度はそう言われる立場になってしまうなんて・・・。長い間花粉症に悩まされてきた方々、本当にご苦労様です。
2008.03.08 うちの患者さんは優しい!
秋に田舎に帰ったとき、家の周りの景色を写真に収めました。スライドのフイルムを手持ちでとったので、ほとんど手ぶれをしてしまい、一枚だけ大きく引き伸ばせるのができました。お教室の秋の展覧会に出品した後、待合室に飾っておきました。
秋が終わり、冬も過ぎようとしているこの頃、患者さんに「先生、写真、まだ秋ですか?もう春になっちゃいますよ。」と言われました。ちゃんと見ていて下さったんです。まだまだ未熟な私の作品を。
この間の油壷の作品はどうもうまくいかなくて、飾れるような作品になりませんでした。それであわてて神代植物園に出かけ、梅の花を撮ってきました。早咲きはもう枯れ始め、その他の木は2~3分咲きでイマイチの状況でしたが、せっかく撮影に来たから手ぶらでも帰れないと、何とかフィルム3本程撮って帰りました。何とか飾れるかなと思われるのが、2枚ほどあったので、引き伸ばし、そっと秋の作品と取り換えておきました。
また、批評をせず黙って見てくださるのかな?みんな優しいなと思いました。
2008.03.05 嬉しいことがありました
今日は嬉しいことがありました。でも、こういう事をここに書いていいのかどうかわかりません。だけど嬉しかったので書きます。
3日前に予約の電話をいただいた男性の患者さんが、今日いらっしゃいました。問診表を書いている時、その方が「以前、うちの母がお世話になりました〇〇です。あの時はありがとうございました。」とおっしゃったのです。そのお母様というのは、もう17~18年位前に腰痛でいらっしゃった患者さんでした。
「よくうちの事を覚えていてくださいましたね。」と申し上げると、「実は一か月くらい前から、首から肘にかけて、突っ張ってどういう格好をしていたらいいのか分からない感じでした。病院でみてもらいましたが、牽引するくらいでちっともよくならず、最後に『年だから仕方ないかもしれませんね。』と言われてしまいました。そう言われても辛いのは変わらないのでどうしようかと思っていたら、女房がお宅のこと覚えていて『松本整体に行ったら。あそこはよそと質が違うから。』と言われたので、予約させていただいたんです。」とおっしゃるのです。
これは、私にとっては本当に嬉しい言葉でした。いくら内容が良くても、いい治療をしても、一生懸命施術をしても、施術を受けた方が、質の違いを感じてくださらなければ、なんにもならないのです。時々電話で予約の方が、施術料を聞いて取り消される事がありますし、あからさまに、「高いですね。」と言われることもあります。こんな時「内容が全然違うんです。」とお返事しても、実際に体験しなければその内容の違いは解りません。今、来てくださっている患者さんたちは、施術を受けて質の違いを理解した上で、松本整体に通ってくださっています。しかし、17~18年も昔の事を覚えていて下さって、来院してくださるのって本当にうれしいです。こういう方がおいでになると、「期待を裏切らないような施術をしないと・・・。」と緊張します。幸いこの方の症状は、施術しているうちにどんどん改善され、お帰りになるときは「とても気持ちが良かったです。それに、今は突っ張りも全く感じません。ありがとうございました。」とおっしゃってくださいました。ほっとすると同時に「私の方こそ覚えていてくださってありがとうございました。」とお礼を申し上げました。
今日は幸せな1日でした。
2008.03.03 恐るべし天気予報
先日、ラジオの天気予報で「今日は9時頃から雨になります。なるべく9時前にお帰りになるか、傘をご用意ください。」と言っていました。 天気予報でそんなに正確にあたった記憶がないのですが、なるべく早く帰ろうと思いました。 ところが生憎9時まで仕事が片付かず、ほぼ9時に治療室を出ました。そしたら、一歩外に出たとたんポツンときたのです。「そういえば天気予報で9時頃から雨が降るって言ってたなぁ。」と思い出しました。急いで歩いていると、みるみるうちに傘が欲しいくらいの降りになり、思わず「天気予報恐るべし。」とつぶやいてしまいました。天気予報士の方ごめんなさい。これからは少し信じることにします。