2007.07.17 中越沖地震
昨日椅子に座っていたら何となく揺れるような感じがして、「地震?」って娘に聞いたら「そうみたい。」という返事。少し長い時間ゆらゆら横に揺れてから止まった。
外出中だったので、それきり地震の事は忘れて夕方帰宅した。
洋服を着替えながら何気なくTVのスイッチを入れて驚いた。
どのチャンネルも地震の被害の様子を伝えている。
「えーっ。あの揺れは新潟だったんだぁ。」と思いながら画面を見た。土砂崩れの様子や、道路のひび割れ、線路の曲がり等次から次と繰り返し伝えられていた。
「2年前に中越地震で直した家が壊れた。」と報道されていた。あんな大きな地震に、僅か二年間で2回も遭うなんて、お気の毒で仕方が無い。
もし自分がそうだったらどうなんだろうと考えるとゾーとする。
まだ若ければやり直しが効くかもしれないけれど、人生の後半になっている人はもう立ち上がれないだろうなぁ。現役で働いていなければ、返せる当ての無いお金を貸せてもらえないだろうし。借りる気持ちにもならないだろう。財産を失った上に住む家も無い。国民年金なんて僅かで、東京だったら、アパートを借りるだけで終わってしまい食べる分が無い。
「故郷創生」とか言って、全国の地方自治体に一億円ずつばら撒いた時代が怒りとともに思い出される。
使い道が無いからと、頭割りして配ってしまった地方。一億円分宝くじを買ったおおばかな自治体。そんなくだらない事ができるくらい、日本は豊かだったのだろうか?
老後が心配で年を取る事に恐怖を感じるような日本。病気になっても医者が足りなくて診てもらえない日本。介護を減らされ家族にすごい負担がかかってしまっている日本。子供が夢を追えない日本。子供をきちんと育てられない親が増えている日本。暮らせるだけのお金をもらえないと解っていても、家で何もしないでいるより気がまぎれるからと、下請けの仕事を一生懸命している職人。良い腕や技術があるのに、需要がなくて暮らせなくなり、全く関係の無い仕事で命をつないでいる日本。子供に「将来何になりたい?」と聞かれて「お金が儲かる仕事。」と得意げに話す小学生。
「美しい日本。」って何なんでしょうね。
選挙の時だけ奇麗事を言って、いかに国民をうまくごまかすかに命をかけている政治家。TV等で報道される事だけが真実と思い込み、報道に翻弄されている国民。「日本がどうなっても、俺には関係ないから。」などと平気で言える若者。
こんなふうに考えてくると、不安で、夢なんて持てるわけないですよねぇ。
地震の事から、こんな話になってしまって・・・。
地震に遭われた大勢の方々。体も、心も壊されませんように。
どうぞ元気を出して頑張ってください。
また、募金が始まったら僅かですが振込みに行こうと思います。
松本整体 久保田昇子