2007.01.25 顎関節炎
顎関節炎
今日は顎関節炎について書いてみようと思います。
顎関節炎は普通歯医者さんの領域ですが、整体でも対象になる事があります。顎関節の周りには口を動かしたり、物を噛んだりするために必要な比較的短くて強い筋肉がいくつか付いています。それが長年片側だけで食べていたり、虫歯などがあって痛くて全体でかむ事をしなかったりすると、顎関節の周りの筋肉のバランスが崩れます。
その結果筋肉に硬縮がおこり、固くて伸び縮みしない筋肉ができてしまいます。
顎関節の周りの筋肉がうまく伸び縮みしてくれなくなると、顎間接を形成している骨と骨の間が狭まり動きが悪くなります。それを無理に動かそうとすると痛みが出るのです。
ですから、私は顎関節を形成している筋肉をほぐす事をします。
といいましても、人間の体はとても微妙でそこだけほぐしたらOKというわけにはいかないのです。一部分の筋肉の硬縮がその周りの筋肉のバランスも崩してしまうのです。ひどくなると、体全体に影響を及ぼします。
ですから、少なくても首から肩にかけての筋肉は必ず調べます。そして影響を受けている筋肉と、直接原因になっている筋肉を弾力の出る状態にしていきます。
そして全体の筋肉がバランス良くなると額間接がスムースに動くようになり痛みが消えるのです。
歯の噛み合わせが悪い人も、噛み合わせが悪くなる理由に顎関節炎が発生するのと同じ原因の人もいます。そういう人には、顎関節炎と同じ様な施術により改善される事があります。